「やり直す」

2003年11月27日
先週、調査書の作成を依頼しようと思い、久しぶりに高校時代の先生と電話で喋った時の話です。

最初の大学合格以来まるっきり音沙汰なしの状態だったので(毎年送られてくる「進路届出葉書」もずっと無視してた)、自分が大学を中退したこと、再び受験を志してることなどを軽く報告。
すると、その先生は、

「じゃあ、あれだな、また大学行ってイチからやり直すつもりなんだな。」

と一言。


この「やり直す」って言葉が、どうも引っかかったんですよね。
この言葉の裏には、「今までの自分(この場合、今までの過程において、総じて良くない事があったことに対する暗喩が含まれてると思う)をリセットし、また新たなスタートラインに立ち、そこから人生をリスタートさせる」みたいなニュアンスが含まれると思うのですが。


誰が、いつ、人生失敗したっちゅーねん。


確かに、大学は中退しちゃったし、自分自身決してまっすぐな道を歩いているとは思えない。
だけど、寄り道したならしたなりに、そこで見た風景は自分の心の糧になっている。
そこで出会った人達は、自分の心の支え、励ましになっている。

昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分。
昨日があるから今日があり、今日があるから明日がある。
そう肝に銘じて生きている。
まっすぐでない自分の道も、自分にとっては大切な道。
それがなかったら今の自分はないわけだから。

だから、人の人生、勝手に決め付けるのはやめれ。
言論の自由だなんだでいくら口出ししようが、自分の人生、自分が決める。

It’s none of your business!


・・・とはいえ、「受験」という現実では、「合格」こそが真実であり、正義なのでしょう。
真実を伴わない言葉は、ただ空虚なだけ。

だから今回、どうしても受からなければならない。

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