親子喧嘩

2003年10月15日
というほど重苦しいものでもないのですが・・・。
今日、ちょっとしたいざこざをかましてしまいました。

発端は、明日高校に卒業証明書を取りに行くからおかんに「高校まで車で乗せて行ってくれない?」と頼んだこと。

おかんは快諾してくれたのですが、それを聞いた親父が、
「んなもん一人で行け!受験生だからって甘ったれるな!」
と一喝。

親に無理言って受験させてもらってる以上、親父の言い分ももっともだし、正論なので、これ以上の口答えは止めたのですが、内心キレまくってました。


いつからか、僕は親父と上手くいかない日が続いてます。
かなり昔、一時期マウンテンバイクが大流行してた時、僕も親のマウンテンバイクを借りて意気揚々とサイクリングをしてた時に警察に職質された事がありました(当時、マウンテンバイクの盗難も流行っていた)
その時、たまたま近くを親父が車で駆けつけました。

その時僕は「助かった」と思ったと同時に、濡れ衣を着せた警察に対して親父が毅然として説得に応じてくれると思ったのです。
ところが、職質を受けてる僕の姿を見るや否や、親父は警察に対して毅然とするどころか、へつらった態度でぺこぺこし始め、まるで僕が悪い事をしてそれを代わりに謝っているかのように振舞いだしたのです。

その後、僕の無実&濡れ衣が分かり、警察も帰って行った後で、親父がこう言いました。

「お前の見た目が悪そうだったからな。自業自得だろ。」

この日以来、僕は親父に対して心を閉ざしてます。


確かに、当時の自分は、中学生にして頭を染めてたし、夜遊び回ったりして(と言っても、コンビニや公園で友達とたむろする程度)、世間で言う「優等生」ではなかったかもしれない。
でも、親だけはそんな自分でも分かってくれる・・・そう勝手に思ってました。

一番わかって欲しかった親父が、自分の事を世間一般の目で見てた。
その事が、凄くショックだった事を覚えてます(未だにはっきり覚えてるのがその証拠。人間って、ショックだった事をずっと覚えてるのが厄介)
もともと厳しい親父なので甘えさせてくれた事なんか一度もない人なのですが、今思えば、それは単なる親父の価値観の押し付けでしかなく、人間のタイプが千差万別であるように、自分は少なくとも子供の頃は、厳しくされて「なにくそ!」と思えるような人間ではなかった。
それを分かってもらえず、ただやはり厳しく接するだけの父に、僕は自然と、あらゆるものを遠ざけて行きました。


もっとも、親父に対しては、もっと子供の頃から軽く軽蔑の念は持ってたのかもしれませんが。
酒を飲めばだらしなく騒ぐし、その度に母に怒られて1週間以上口を聞いてもらえなかったりする事もしょっちゅう。
それなのにまた酒を飲んで・・・の繰り返し。

子供って、小さい頃に見た親の姿をいつまでも覚えてるものなんだなぁ、と、自分の心を振り返って再認識します。
今の自分が、例えどんなに酒を飲んでも絶対に乱れないぞ!と心に誓ってるのは、たぶんそんな親父の姿を見るのがイヤでイヤで仕方なくて、その反動から来てるのだと確信してます。
掘り下げていくと、自分が他人に対して強い態度を取れない(と、昔の彼女や友人に言われまくってました)のも、強い態度でしか接してくれなかった親父がイヤで仕方なかったからなのかもしれません。


よく、「男の子は大人になったら自分の父親をライバル視し始める」と聞きますが、それが怖いくらい自分に当てはまってます。
はっきり言って、親父にだけは負けたくないし、こんな言い方すると人間性疑われるかもしれないけど、あらゆる意味で蹴落としてやりたいと思ってる。
自分の血の中に親父の血が混じってるのがイヤでしょうがない。
けど、自分の行動一つ一つが親父の影響を受けてると考えると、どうしようもない。

ぶっちゃけ言っちゃえば、これから先4年間、親父の世話になって親父に学費を出してもらって大学に行く事が、屈辱でしょうがない。
ただそこは、「教師になる」という、どうしても叶えたい夢の為に、自分を殺すしかないと割り切ってやってます。

自分が親父ぐらいの社会的地位や年齢に達すれば、色々と親父の苦労や悩みをわかってあげれるのかもしれませんが、今の親父は僕にとって、申し訳ないが「反面教師」以外の何者でもありません。
絶対に親父みたいな人間にはなりたくない。

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