あーあ・・・

2003年9月27日
原監督辞任ですって。

頭が固すぎるんだよなぁ、原監督は。
「今年はダメだったけど、来年はチーム立て直して絶対優勝するから、みんな来年も応援よろしくネ♪☆」ぐらいの気持ちで考えれてれば、辞任する事もなかったのに・・・。
ファンも、評論家も、選手のみんなも、誰一人として今年の成績の責任は監督一人にあるとなんか思ってないだろうに・・・。

きっと悪い意味で真面目すぎるんだよな。原さんは。
現役時代ももうちょっと柔軟な考え方で野球に臨んでれば、名球界になんか軽く入ってただろうに。
「巨人軍の4番」という重圧を真面目に受けすぎちゃってた事が、原さんの現役生活を縮めた気がしますよ。
で、今回も、巨人軍の監督という重圧を一人で抱えすぎちゃって・・・みたいな。

もともと野球って、外で見てるほど華麗な世界じゃない。
気に入らない後輩を先輩がシメるなんて日常茶飯事だし、レギュラーになる為には技術的に優れてる事はもちろん、そういう競争にも勝たなければいけない世界。
何ていうか、「あいつには負けたよ」と精神的に思わせる何かを持ち合わせてないと、長い事レギュラーなんか張れない。

要するに、かなりお行儀の悪い連中なんですよ、野球人って。
努力だとか、青春だとかいう言葉なんて、結果が最優先される世界じゃ全く意味を成さない。
そんな言葉に酔いしれてる野球で満足してるようじゃ、いつまで経っても勝てないし。

原さんは、そういう世界で頭を張るには、ちょっと上品過ぎたのかもしれないですね。

自分が物心付いた時の巨人軍の4番といえば原さんだったし、野球を始めたばかりの頃は自分にとってのヒーローでもあった。
やがて自分がヤクルトファンに目覚めると共にアンチ巨人として覚醒(笑)すると同時に、憧れだった原さんは「にっくき巨人の4番」に変わった。

でもそれは「アイツの事が憎くて憎くてしょうがない!」という感じではない。
「アイツ、いつもいい所で打って、いつも活躍してて、悔しいなぁ。くそっ」という感じに近い(わかるかなぁ?)

要するに、強いから憎いのであって、憎たらしいから憎いのではない。
強い巨人にヤクルトが負けるから悔しいし、勝てば嬉しい。
憎い巨人に勝ったから嬉しい、憎い巨人が負けたからザマぁみろ、では決してない。

今年の巨人は、内輪もめでゴタゴタしてて見てるこっちが可愛そうになってくる時がありましたよ。
そんな巨人に勝っても心の底から喜べないし、やはり強い巨人に勝ってこそ、嬉しい。

原さんも、たぶん悪いタイミングで監督になっちゃったんだろうし、今年の成績が原さんの監督としての手腕の全ての表れではないと思う。
またいつか、元気な姿で帰ってきて、憎たらしいぐらい強い巨人軍を作ってください。
それを倒してこそ、イチ野球ファンとして、心の底から野球を楽しむ事ができます。

原さんみたいな若い監督が、結局オヤジ体制プンプンの読売本社に屈して退いてしまうのは悔しくて仕方ない。
この国は、悪い意味でオヤジ体勢が充満しすぎてると思う。
何かを決定するのも、何かを動かすのも、結局はオヤジを動かせたかどうか。
で、頭の固くなったオヤジは、若いモンの言う事なんか理解できやしないのに自分の物差しだけで全てを図ろうとするし。

でもそれって、若い世代にも問題があるんだよね。
享楽的思考に走らず、現実に目を向けて、何事にも真面目に取り組んでいく姿勢を・・・って、話がでかくなりすぎちゃうので、この辺にしておきます(苦笑)

とりあえず、ナベツネ逝け。

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